みんなの相談室と学習塾「小さな学校・チェリーアンドハッピー」

いやはや、違う意味でツイッターにお世話になったことがないではないのだけれど、最近は、いろんな情報を得るために、とちょっとしたお友達を作りたくて、ツイッターの世界に遊びに行くことがある。
遊びに？いや、仕事でもあるかもしれない。

どこかで、チェリーの動画が動いているらしい。
これはお誘いいただいた方の提案で、気乗りしたのかしないのかわからないけれど、しかるべき人のところにチェリーの特徴をわかっていただきたくて、作っていただいた。

私は私で、動画で語りたいことはたくさんあるのだけれど、なかなかそこまではいかない。
まさか数学の授業をしようとは思ってないけど、古文や漢文では語りたいことがあれこれある。

そんな中で、元中学校の先生で、今は、指導者を指導する形で仕事をされている方の、言わば間抜けな、そして、失敗したからこそ、モチベーションが上がった話を読んで、思わずリプライしてしまった。
ちょうどご著書が出版されるらしい。

そういうもので、失敗のない人生も、失敗のない仕事も、失敗のない人間関係も、実に面白くないな、と思った。
成功している人は、たくさん失敗している。
たくさん投資もし、無駄もある。
全く無駄のない人生なんてない。
着ることのないお洋服を買ってしまうことも、読まない本を買うことも、そして、それ以上続ける気のない参考書を手にすることもあるだろう。
その無駄を、自分に叱責ばかりするようでは進歩はない。

惜しまず無駄にせず。
でも、無駄にしない、というところにばかり目を向けていると、人生は窮屈になる。

実は効果のなかったことから、後々学ぶことはたくさんある。

家の子どもたちは、ピアノを習わせたけれど、私からピアノを奪って、自分のそばに置いておくほどには弾かなかった。
でも、通った時間や、お月謝を無駄だと思ったことはない。

クラシック音楽がいつもともにあったし、聴く耳だけはもっている。
いつか時間ができたら弾き始めるかもしれないし、違う楽器に手を出すきっかけになるかもしれない。

いつか弦楽器がやりたくて、数年前、その楽器を買いに行きたい、とまで思い詰めたけれど、先日You Tubeで、プロがストリートピアノで、ベートーベンの「熱情」の三楽章を演奏されているのを聴いて、やっぱりピアノ、と思ってしまった。

死ぬまでに弾けるようになりたい曲が、少なくとも3曲ある。
それも、もう少しタッチを修正してから弾きたい。

かつて集合住宅で一緒に住んでいた方が、
あんたのピアノに掛けたお金はどぶに捨てたようなものやわ・・・、と親御さんに言われる、と言っておられたが、そんなことはないだろうと思う。
ちょっとかじったなら、その分、どこかで生きている。

そのとき無駄だと思ったことって、後から何となく効いてくることって多い。