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おもしろい話?ー母の提案で買ったもの。マルシンさんで!

母を高岡の楽しいお店にあちこち連れて行く。
ずっと前に高岡の郷土料理の話をしていたときに、べっ甲の話題になった。一度はスーパーで売っていたのを買って来て上げて、
これがね、おいしいのよ・・・。
と話す。お祭りのある時には県内のどこからかいただいたりするし、そういう経験はないけれど、おそらくは、身体が弱っているときには、栄養が合って、冷たくて食べやすくて最高の栄養食でもあると思う。

嫁入り前に伯母がくれた料理全集(これはお料理の基礎が徹底的に入っている。正直結構な冊数でもある。)にも、「郷土料理」の集に、富山県の郷土料理としてべっ甲を見つけたとき、本当に嬉しかった。

あれ、どうやって作るのん?
と聞かれたので、寒天をふやかして、それで・・・。
と話したのを覚えていたらしい母は、どうせ私に作らせようと思ったのだろう。
マルシンさんに寄ったときに、
まゆみちゃん、あれ、いるんと違うん?
と言い出した。聞いてみると寒天のことである。
私に作れって?
とニヤリと聞く私。
まあ、そういうことなわけで・・・。
私も久しぶりに作りたいのは確かなのでいいが、このやりとりがおもしろい。
母は姉である伯母にけっこう、これしてあれして、と頼ってきたようである。なんでもマメに作ってくれた伯母は時間の使い方も上手で、お弁当を作ってもらってもそれはそれは綺麗だったし、オードブルなども洒落ていた。お洋服も上手に縫ったし、家事全般できないことはなかった。
伯母の伝言がメモしてあるのを見たことがあったが、文章といい、字といい、非の打ちどころがなかった。
そんな伯母に甘えて生きてきたであろう母は、こういうことを言い出すのがうまいのである。

おばちゃん、お母さん、わたしにべっ甲作れって。だから寒天買わせるねんけど・・・。
と天国の伯母に報告しておこうかな?
いやいや、妹の方の叔母に言いつけてやろう!(笑)

公開:2023/06/04 最終更新:2023/06/04