お誕生日のお祝いに欲しいと言ったもの。ー高岡の学習塾&相談室チェリー・ハッピー
今日は私のお誕生日です。
そう、高岡の御車山祭りの日です。
先日からお誕生日のお祝いに何がいい?
と言われて、何もほしいものがなく、悩んでいた頃、ある日本屋さんに行って、見つけたのは、森岡毅のマーケティングの本でした。
こういうのでいいのかなあ?
と思いながらも、これを買ってもらおうと、カードで買って後から報告ということをしたら、あっさりOK。
それから、まだ、
お誕生日に何が欲しい?
と訊かれていました。
先日、ある時に思い出したのですが、最近、指導ばかりしていて、人様に指導する側ばかりで、せいぜい本は読んでいますが、これと言って講座に出るわけでもなく、大学に行って学ぶ機会もないことで、息が詰まるような気持ちになっていることに気付きました。
そばに母がいるとはいえ、別に介護というほどのことをしているわけではなく、せいぜい一緒に病院に行くか、一緒にお食事するか、一緒にドライブに行くくらいのものです。忙しいと言えば言えますが、別に母がいるから忙しいというほどのこともありません。何より元気です。それはどちらのお医者様も看護師さんも、いろんなスタッフの方からも指摘される通りです。
とはいえ、母がこちらに来てからというもの、文学なり哲学なり、はたまたマーケティングなりの勉強に出掛けることが少なくなってきました。
おそらく『万葉集』の講座に出たいと言ってしまったら、この人は着いてくるのです。
母が着いてくると、どうも学びの輩の気分は半減し、娘としての私になってしまいます。
そうだ!講座を探そう!(JRの「そうだ!京都に行こう!」のように?)
となり、富山県内の講座を探しました。
以前、高岡法科大の寄付講座に出席した折は、ものすごく内容の深い講座が16日間無料でした。それも、富山県出身で日本の中枢、そして世界規模で働いておられる方々のお話しでした。外務省事務次官、環境省事務次官、中央大学法科大学院の教授、そして外資系銀行の社長?の方は、ニューヨークのテロの時にちょうどニューヨークにおられて大変だったというお話をされていました。
とんでもなく有意義な時間だったことを思い出していました。
そう言えば文学ということで、シェークスピアの講座や小泉八雲の講座、源氏物語の講座などあれこれ出ては勉強していたものでした。万葉歴史館の講座ではフランス文学ご専門の先生のお話しで、大伴旅人と大好きな山上憶良の話が、よく聞く日本文学研究の観点からとは違った切り口でなされ、非常に楽しかったのを覚えています。
今回は、富山大学の講座を見つけました。
一つはシャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』を原書で読むという講座と、もう一つは、経済学。アダム・スミスの『国富論』、マルサスの『人口論』などを英文で読むというものでした。
この二つ、相当に悩むところです。
文学を取るか、経済学を取るか?
生徒にも訊ねてみました。
そしたら、全会一致で、
今の櫻井先生だったら、経済学の方?
と言うのです。
えええ?私から文学の薫りがしなくなったということなのか!?
というよりも何よりも、『ジェーン・エア』は高岡キャンパスですが、時間がバッチリ指導と重なっています。一瞬何とか指導時間を動かせないかという不謹慎な発想も出てきたりもしました。
それから、経済学の方は、五福キャンパスとはいえ、午前中です。誰か仲良くなれる人がいらしたら、ランチもご一緒に・・・、なんて素敵なこともあるかもしれません。
『ジェーン・エア』は、たいそうに共感できる大好きな作品ではあるのですが、心情理解をしたいのですが、それも原書で、なのですが、今回は経済学にしました。
英語で読むなんて、英文読解をしている身だと、言い訳も立つというものです。
先日、申し込みをしました。先着順で、なおかつ、締め切りが終わってから出席者の発表があるそうなので、どうなるかはわかりませんが、楽しみにしています。
そして、その講座の受講料を、お誕生日のプレゼントにしてもらうという、ひそかな魂胆を持っているのです。
そう言えば、今は亡き父が言っていました。
この娘は、勉強のことについてはわがままを言うかもしれんけど、そのほかのことで何か言う娘ではないから・・・。
そうそう、勉強するということについては、隙間を探しては何とかしようとしてしまいます。(笑)
だって、勉強ほど楽しいことって、他にあります?